静岡県の入札参加格付け基準と主観点について

静岡県が発注する建設工事の入札参加に関する格付けは2年に1回行われており、この記事を書いている令和2年12月2日はちょうど入札参加資格審査申請の受け付け期間となっています。

今回の申請に基づく審査の結果、令和3年度および令和4年度の格付けがされます。工事種別、契約予定金額別にA~Dまでの格付け業者が参加できる入札案件が決まります。

土木一式工事・・・A-2,000万円以上 B-1,000万円以上1億円未満 C-5,000万円未満 D-2,000万円未満

建築一式工事・・・A-1億円以上 B-4,000万円以上1億円未満 C-1,000万円以上4,000万円未満 D-1,000万円未満

電気工事・・・A-1,500万円以上 B-500万円以上1,500万円未満 C-500万円未満

管工事・・・A-1,500万円以上 B-500万円以上1,500万円未満 C-500万円未満

格付けは、経営審査(経審)の結果である総合評定値(P点)だけでなく、静岡県が独自に定める主観点により評価し算出されます。なお算出の方法は静岡県の「建設工事競争入札参加者の格付け及び選定要領」に基づいています。主観点の評価項目は更新され続けていますが、令和2年12月現在では次のように14項目あります。

1.工事成績 2.VE提案 3.工事表彰 4.ISO9000取得 5.災害時応急対策(災害協定締結・建設機械保有)6.監理技術者数 7.障がい者雇用 8.次世代育成企業認証(こうのとりカンパニー)9.建設業労働災害防止協会加入 10.ISO14000またはエコアクション21取得 11.消防団協力事業所 12.不当要求防止責任者講習受講 13.建設キャリアアップシステム事業者登録 14.参加停止措置(減点)

主観点は常にあるものと社会情勢により評価項目が変わるものがあります。近年では働き方改革、担い手の育成、防災というのがキーワードではないでしょうか。

また12不当要求防止責任者講習、13建設キャリアアップシステム登録のように、時間が取れれば比較的容易に得られる条件もあります。このような項目については満たそうとする企業の割合が高いため、押さえておかない場合には相対的に減点されたような状況に陥ることが考えられます。漏れの無いように対策しておくべきだと思います。

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この記事を書いた人

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塩﨑 宏晃

2003年行政書士登録。
建設業許可・経営審査業務の実務経験19年。
行政書士業務を通じて現場で働く方の縁の下の力持ちとなることがモットーです。
近年は建設キャリアアップシステム、特定技能ビザにも取り組んでいます。
お客様は一人親方、サブコン、地方ゼネコン、上場メーカーなど様々。
毎年200社以上のお客様と直接お会いし、ご相談を承っています。
2023年から申請のオンライン化が本格スタートしますので、
これを機に遠方のお客様ともご縁を頂ければと考えております。