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期末の銀行借り入れが経審のY点とP点に与える影響
決算日前ぎりぎりになって、取引先の銀行担当者から「短期借り入れをしてほしい」と要請され、義理でお付き合いの借り入れをしてしまうケースがあります。しかし、この決算直前の借り入れが、経審の結果に意図せず悪影響を及ぼすことがあります。
借り入れがY点(経営状況)を下げる仕組み
経審のY点は、企業の財務的な安定性や健全性を評価する項目です。決算日前に金融機関からの借り入れが増えると、以下の理由でY点が悪化します。
負債の増加
借り入れた金額は、決算日時点の貸借対照表(バランスシート)に「有利子負債」として計上されます。
負債回転期間の悪化
負債総額が増加すると、企業の負債を支払う能力(負債の回転期間)が低いと評価され、Y点の算出指標が悪化します。
たとえその借り入れがすぐに返済される予定で、実際に現金を確保する必要がなかったとしても、決算日時点の数字で評価されるため、Y点は下がってしまいます。
P点(総合評定値)への影響
Y点(経営状況)は、経審の総合評定値(P点)の20%という高いウエイトを占めています。
P = 0.25X1 + 0.15X2 + 0.2Y + 0.25Z + 0.15W
Y点が下がると、その影響が直接P点全体に及び、結果として入札で重要となるP点(会社の総合的な評価点)が下がってしまうことになります。
契約前の経審シミュレーションが必須
実際に現金を確保する必要があり、事業継続に不可欠な借り入れであれば当然必要です。しかし、もし「お付き合い」という意味合いが強い借り入れであれば、その借り入れによって得られるメリットと、経審に与えるマイナスの影響を慎重に比較検討する必要があります。金融機関との借入契約を結ぶ前に、必ず現在の財務状況に基づいたシミュレーションを行い、借り入れがP点にどの程度影響するかを事前に把握し、経営判断を下しましょう。


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