工事経歴書の書きかたについてみていきます。
まずは完成工事高による工事の選び方についてです。
1.元請と下請の工事がある場合、元請工事から優先します。
2.元請だけでその業種の年間工事高のおおむね7割になれば完成です。
3.元請だけでは足りない時は下請も順に記載していきます。
4.下請も合計してその業種の年間工事高のおおむね7割になれば完成です。
5.上記の順に記載していき軽微な工事(500万円※建築一式1500万円)が
10件になれば、その業種の年間工事高に関係なく完成です。
そのほかの注意事項です。
1.未成工事は配置技術者名を記載しません。
2.請負代金の一部を完成工事高として計上する場合(工事進行基準を採用して
いる)、金額は二段書とし、全体の請負額を上段に、完成工事高をかっこ書きで
下段に、それぞれ記載します。
3.JV(特定建設工事共同企業体)として請け負った工事については、JVに出資をした
割合に応じて、または契約で決められた分担額を記載します。
4.発注者が一般個人の場合には、注文者名をアルファベットのイニシャルで記載を
します。
5.工事の場所は市町名まででよく、浜松市と静岡市の場合には区まででよいです。