未成工事受入金の増加はY点を下げる

なぜP点が下がったのか?

今年の経審をシミュレーションしたところ、メインとなる業種で昨年よりも数十点下がってしまうことが判明しました。完工高は昨年と同等、技術職員に変化はなし、社会性にも変化はなし、という条件です。
昨年と一つだけ違うのは、Y点の負債回転期間でした。

負債回転期間の中身

負債回転期間の計算式は (流動負債+固定負債)÷売上高÷12 です。
金融機関からの有利子負債は、前前年度からのコロナ関係融資のみで増えていませんが、ほかに流動負債で昨年と異なるのは、数千万円にのぼる未成工事受入金の存在でした。

まとめ

未成工事受入金は、工事の完成が翌期に繰り越される現場が多い時ほど増加するものです。工事進行基準を採用していなければ、未成工事に関する入出金は損益計算書に反映されません。
経審においては評価を押し下げる性質のものであることに注意が必要です。

この記事を書いた人

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塩﨑 宏晃

2003年行政書士登録。
建設業許可・経営審査業務の実務経験19年。
行政書士業務を通じて現場で働く方の縁の下の力持ちとなることがモットーです。
近年は建設キャリアアップシステム、特定技能ビザにも取り組んでいます。
お客様は一人親方、サブコン、地方ゼネコン、上場メーカーなど様々。
毎年200社以上のお客様と直接お会いし、ご相談を承っています。
2023年から申請のオンライン化が本格スタートしますので、
これを機に遠方のお客様ともご縁を頂ければと考えております。